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こんにちは。Car Wash LABO 運営者の「tomo」です。
「洗車の順番って本当にこれで合ってるのかな?」、「YouTubeで見ても、結局どのタイミングでやればいいかわからない...」と悩んでいませんか?ホイールを先に洗うべきか、ボディ洗浄からでいいのか、それとも予備洗浄が最初なのか、私も洗車を始めたばかりの頃は混乱しました。
特にガラスの水垢やシミ取り、コーティング作業をどの順番で組み込むべきかは最大の疑問ですよね。間違った優しい洗い方をして、逆に水シミを作ってしまったり、炎天下で洗車してしまい拭き上げに失敗したりするリスクも気になります。この手順を間違えると、せっかくの手洗いで傷をつけてしまうことになりかねません。
この記事では、私が長年の試行錯誤とプロの教えを参考にたどり着いた、「傷をつけずに最高の仕上がりを実現する」ための洗車 順番を、道具リストの準備から窓ガラスのすすぎ方、そして最終的なコーティングまで、分かりやすくまとめています。この手順をマスターすれば、もう迷うことはありませんよ!
記事のポイント
- 正しい洗車 順番に基づく傷をつけない洗い方の全体像
- ボディ洗浄の前に足回り(ホイール)を洗うべき理由
- 油膜取りや撥水コーティングを行う最適なタイミング
- 炎天下を避けるなど、水シミを防ぐための応用テクニック
失敗しないための洗車 順番【基本の8ステップ】

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- 洗車前の徹底準備と必要な道具リスト
- 最初に行うべき足回り(ホイール)の洗い方
- ボディの砂埃を落とす予備洗浄の重要性
- ルーフからが鉄則!ボディ洗浄の優先順位
- プロ推奨!泡立てと二度洗いによる優しい洗い方
- 水滴残し厳禁!効率の良いシャンプーのすすぎ方
- 拭き上げの極意:水シミを防ぐスピード乾燥技術
多くの方が悩む洗車の順番ですが、実は「傷をつけない」という絶対的な目的を達成するための、合理的なステップがあります。ここでは、準備から最終仕上げまで、プロの技術を取り入れた基本の8ステップを紹介します。この順番こそが、愛車の塗装を守る鍵になりますよ。
洗車前の徹底準備と必要な道具リスト

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洗車は実際に水をかける前から始まっています。洗車前の徹底準備が、傷やシミを防ぐ最初の防衛線になるんですよね。特に重要なのは、炎天下や風の強い日を避けることです。熱いボディに水滴が残ると、あっという間に水シミ(ウォータースポット)になってしまいますし、風が強いと空気中の砂やホコリがボディに付着して、洗車中に傷の原因になりかねません。そして、欠かせないのが適切な道具リストです。タオルやスポンジの使い分けは特に重要ですよ。ボディ用とホイール用は必ず分けてくださいね。
- ボディ用スポンジ/ミット:柔らかいムートンやマイクロファイバー製のものを選ぶ。
- ホイール用ブラシ/スポンジ:ブレーキダストなどで汚れるため、ボディ用とは別のものを用意する。
- バケツ:シャンプー用とすすぎ用の二つを用意すると、スポンジに付いた砂を隔離できて安全性が上がります。
- 拭き上げクロス:吸水性の高い大判のマイクロファイバークロスを複数枚用意する。
最初に行うべき足回り(ホイール)の洗い方

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多くの人が迷う洗車の順番の最初に来るのが、この足回り(ホイール)の洗い方です。「え、ボディからじゃないの?」と思うかもしれませんが、ここが傷をつけない洗い方の大きなポイントです。
ホイールやタイヤは、泥やブレーキダスト、油性の汚れなど、最も頑固で研磨性の高い汚れが集中しています。これをボディの後に洗うと、跳ね返った汚れた水や、洗車に使ったスポンジやブラシに残ったブレーキダストが、せっかく綺麗にしたボディに飛び散って、再汚染してしまうリスクが高まります。
そのため、洗車の順番としては最初にホイールを洗い、これらの頑固な汚れを完全に隔離しておくことが鉄則です。この時使った水や道具は、絶対にボディに使わないように注意してくださいね。
ボディの砂埃を落とす予備洗浄の重要性

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ホイールの洗浄が終わったら、いよいよボディに取り掛かりますが、いきなりスポンジで洗うのはNGです。次はボディの砂埃を落とす予備洗浄(プレウォッシュ)が非常に重要になります。
車には目に見えないほど細かい砂やホコリが付着しています。この状態でスポンジを滑らせてしまうと、ボディをサンドペーパーで擦っているようなものなんです。洗えば洗うほど細かい傷が増えていく結果になりかねません。
予備洗浄では、高圧洗浄機などを使って、ボディに触れずに水圧だけでこれらの砂やホコリを吹き飛ばします。特にドアの下部や、リア周りなど、泥がたまりやすい部分は念入りに行いましょう。この一手間で、その後のボディ洗浄の安全性が格段に向上し、優しい洗い方が可能になるんですね。
ルーフからが鉄則!ボディ洗浄の優先順位

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予備洗浄で大まかな汚れを流したら、いよいよ泡を使ったボディ洗浄です。ここではルーフからが鉄則となります。理由は単純で、水は上から下に流れるからです。
下から洗ってしまうと、洗い終えた部分にルーフなど上部の汚れや泡が流れ落ちてきて、再び汚れてしまいます。これだと、二度手間になるだけでなく、流れ落ちた汚れが水シミや洗車キズの原因になる可能性もあります。
具体的なボディ洗浄の優先順位は、ルーフ → 窓ガラス → ボンネット → トランク → 車体の側面 → バンパーという順番で、上から下へ向かって進めてください。これで、常に清潔な泡と水が先に洗った部分の上を流れることになり、効率的かつ安全に作業を進められます。
プロ推奨!泡立てと二度洗いによる優しい洗い方

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ボディ洗浄の核心は、いかに摩擦を減らすか、という点に尽きます。ここでプロが実践しているのが、泡をたっぷり使うことと、二度洗いによる優しい洗い方です。
先ほど準備したシャンプー溶液の入ったバケツと、清水を入れたすすぎバケツ、この二つを使うことが、洗車キズを防ぐ上での最大の秘訣です。この手順を「ツーバケツメソッド」と呼びます。
ツーバケツメソッドの手順
- 泡立てたスポンジでボディの一部(例:ルーフの半分)を優しく洗う。
- スポンジを清水の入ったバケツでしっかりとすすぎ、付着した砂や汚れを落とす。
- 泡バケツに戻し、きれいな泡をたっぷり含ませる。
- 次の部分(例:ルーフの残り半分)を洗う。
この手順を繰り返すことで、スポンジが常に清潔な状態に保たれ、砂粒をボディに引きずり回すことを防いでくれます。スポンジをボディに押し付けるのではなく、シャンプーの泡を滑らせるような感覚で、優しく扱うことを意識してくださいね。
水滴残し厳禁!効率の良いシャンプーのすすぎ方

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ボディ洗浄が終わったら、次は水滴残し厳禁!効率の良いシャンプーのすすぎ方です。すすぎが不十分だと、残った洗剤成分が乾燥時にボディに固着し、新たな水垢やシミの原因になってしまいます。
すすぎの際も、もちろん「上から下へ」が鉄則です。ルーフから勢いよく水を流し、ボディ全体、特にドアミラーの隙間やドアのモール、給油口の周りなど、洗剤成分が残りやすい細かい隙間まで、念入りに水を流し込んでください。
特に私がおすすめするのは、最後のすすぎでホースのノズルを外して、水を大量に「面で流す」方法(シーティング)です。こうすることで、水が水滴にならず、薄い膜のようにボディから流れ落ちていき、後の拭き上げが圧倒的に楽になりますよ。
拭き上げの極意:水シミを防ぐスピード乾燥技術

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拭き上げの極意は、とにかくスピードです。水シミ(ウォータースポット)は、水滴が蒸発する際にミネラル分が凝縮してできるものですから、蒸発する前に水滴をすべて除去するしかありません。
夏場の炎天下など、ボディが高温になっている場合は、数分で水シミになってしまうこともあるので、拭き上げ作業は時間との勝負だと思ってください。そのため、吸水性の低いタオルを使うのは論外です。必ず大判で吸水力の高いマイクロファイバークロスを使いましょう。
拭き上げの順番も大切です。水が上から垂れてくることを防ぐため、ルーフからスタートし、窓ガラス、ボンネット、サイドと上から下へ進めるのが基本です。ドアやトランクを開けて、隙間に残った水滴も忘れずに拭き取ると、後から水が垂れてくるのを防げますよ。
最終仕上げ:窓ガラスとワックス・コーティング

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ボディの拭き上げが完了したら、最終仕上げです。ここでは、窓ガラスの処理と、ワックス・コーティングによる保護を施します。
特に悩む方が多いのが、ガラスの油膜除去とコーティングをいつ行うか、という順番ですよね。基本的には、すべての洗浄と拭き上げが完了し、ボディが完全に乾いた状態で行うのがベストです。
油膜取り・コーティング作業の最適な順番
- 油膜除去(下地処理):ガラスが完全に乾いた状態で、専用の油膜取り剤(コンパウンド入りなど)を使い、頑固な油膜や劣化した撥水剤を徹底的に落とします。水分が残っていると効果が薄れてしまうため、拭き上げ後の乾燥した状態で行ってください。
- ガラス撥水コーティング:油膜が完全に取れ、ガラス面がきれいになったら、その上からコーティング剤を塗布します。
- ボディコーティング・ワックス:最後にボディ全体にコーティング剤やワックスを塗布し、塗装を保護します。
このように、ボディの汚れ(砂や泥)を完全に落とし、拭き上げで乾燥させた状態から、油膜除去やコーティングといったケミカル作業に入っていくのが、最も効率的で失敗の少ない洗車 順番かなと思います。
よくある疑問を解決!洗車 順番の応用テクニック

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- 炎天下で洗車がNGな理由とベストな時間帯
- ボディに付着した水垢やシミの除去テクニック
- 【まとめ】洗車 順番をマスターし愛車を輝かせる
基本の洗車 順番をマスターしたら、次はより美しい仕上がりを目指すための応用テクニックです。特に水垢やシミなどのトラブルを解決する方法や、洗車してはいけない環境について深掘りしていきましょう。
炎天下で洗車がNGな理由とベストな時間帯

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基本のステップでも触れましたが、炎天下や真夏の午後など、ボディが熱くなる環境での洗車は、私が最も避けてほしいNG行為です。これは、せっかくの洗車が全て台無しになるどころか、塗装に深刻なダメージを与えてしまうからです。
炎天下で洗車をすると、シャンプーを流す前に乾燥してしまい、洗剤成分がボディに焼き付いてシミになったり、水滴が瞬時に蒸発してミネラル成分が固着するウォータースポットが大量発生してしまいます。これらのシミは、後に専用の水垢取りや研磨剤を使わないと除去できなくなり、大変な手間がかかることになります。
- 曇りの日:日差しが遮られ、水滴が乾きにくい最高のコンディションです。
- 早朝 or 夕方:朝 or 夕方:晴れの日でも、太陽が低い位置にあるため、パネルが高温になりにくいです。
ボディに付着した水垢やシミの除去テクニック

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「正しい洗車 順番でやっても、なかなか落ちない汚れがある」という方は、ボディに水垢やシミ、または鉄粉が付着している可能性が高いです。通常の優しい洗い方で落ちない汚れは、絶対にゴシゴシ擦ってはいけません。それはキズのもとになってしまいます。
特に水垢やシミは、水道水に含まれるミネラル分や、雨水に含まれる大気中の汚染物質が固着したものです。これらはカーシャンプーの力だけでは分解できません。汚れの種類に応じた専用のケミカル剤を使う必要があります。
鉄粉や水垢の正しい除去順番
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- シャンプー洗車:まずはボディ表面の砂やホコリを完全に落とし、清潔な状態にする。
- 鉄粉除去:粘土タイプやスプレータイプの専用除去剤で鉄粉を浮かせて取り除く。(粘土を使う場合は、必ずシャンプー後、ボディが濡れた状態で行うこと)
- 水垢・シミ取り:専用のケミカル剤を塗布し、固着したシミを分解・除去する。
- 再度のシャンプー洗車:使用したケミカル剤を完全に洗い流すため、再度シャンプーで洗車する。
- 拭き上げ:水分を残さず拭き上げる。
このように、普通のボディ洗浄の後に、必要な下地処理を組み込むのが正しい洗車 順番なんですね。特にコーティング車に粘土タイプを使用すると被膜を痛めるリスクがあるので、事前に製品の説明をよく確認し、不安な場合は業者への依頼も検討しましょう。
最終的な判断は、愛車の状態を考慮して、専門家にご相談ください。
【まとめ】洗車 順番をマスターし愛車を輝かせる
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ここまで、プロの技術を取り入れた傷をつけないための洗車 順番と、水垢や炎天下といったトラブルへの対処法について解説してきました。
最も重要なのは、上から下へ」「汚れている部分から」「摩擦を減らす」という3つのルールを常に守ることです。そして、油膜除去やコーティングなどの付加的な作業は、すべての洗浄が完了し、ボディが完全に乾燥した後の最終仕上げとして組み込むのが、失敗しない洗車 順番の完成形です。
この手順を実践すれば、あなたの愛車は必ず見違えるほど輝きを取り戻すはずです。最初は少し手間に感じるかもしれませんが、慣れてしまえば短時間でピカピカにできますよ。ぜひこの洗車 順番をマスターして、愛車をいつも最高の状態に保ってくださいね!
最後までお読みいただきありがとうございました!