ドライブスルー洗車は24時間営業でも傷つかない?深夜の活用術

こんにちは。Car Wash LABO、運営者の「tomo」です。

日中、仕事や家事に追われてなかなか愛車を洗ってあげられないとき、ふと「今の時間なら空いているかな?」と深夜の洗車場に行きたくなることってありますよね。夜の静かなガソリンスタンドで、無心になって車をきれいにする時間は、意外と良いリフレッシュになったりするものです。

でも、いざ24時間営業のドライブスルー洗車を利用しようと思うと、「夜だと手元が見えなくて操作を失敗しそう」とか、「機械洗車はやっぱり傷がつくんじゃないか」といった不安がよぎって、結局諦めてしまうという方も多いのではないでしょうか。

実は最近の洗車機はものすごく進化していて、正しい知識とちょっとしたコツさえあれば、手洗いよりも手軽で、かつ安全に車をピカピカにすることができるんです。私自身、昔は「洗車機なんて絶対に使わない!」という手洗い派でしたが、最新のマシンの実力を知ってからは、時間がない時の頼れる相棒としてうまく活用しています。

この記事では、そんな私が実践している「深夜のドライブスルー洗車術」を余すことなくお伝えします。

記事のポイント

  • 最新の洗車機ブラシが車を傷つけにくい物理的な理由<
  • 深夜の利用でも安心な騒音対策と店舗の探し方
  • 失敗しないための具体的なコース選択と操作手順
  • プロ並みの仕上がりを実現する予備洗いと拭き上げのコツ

24時間営業のドライブスルー洗車で傷つくリスクと真実

深夜や早朝でも利用できる24時間営業のドライブスルー洗車は、忙しい私たちの強い味方です。しかし、どうしても気になるのが「洗車機にかけると車に傷がつく」という噂ですよね。

ドライブスルー洗車を利用するユーザーが抱える「操作への不安」と「傷への懸念」の原因

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大切な愛車を巨大な機械の中に放り込むわけですから、心配になるのは当然です。でも、結論から言うと、現代の洗車機で傷がつく原因のほとんどは、ブラシそのものではなく、私たちの「事前の準備不足」や「知識不足」にあります。

ここでは、マシン選びの基準や、傷のリスクを最小限に抑えるための正しい知識について、物理的なメカニズムを交えながら詳しく解説していきます。

洗車機のブラシ素材と傷の関係

「洗車機=傷がつく」というイメージの元凶は、一昔前の洗車機に使われていたブラシ素材にあります。かつて主流だった「ナイロンブラシ」や「プラスチックブラシ」は、洗浄力が高い反面、素材自体が硬く、回転してボディを叩くたびに「バチン!バチン!」と激しい音を立てていました。

あれを聞くと、誰だって「車が傷だらけになりそう…」と不安になりますよね。実際、当時のブラシは塗装面のクリア層に微細なスクラッチ傷(洗車傷)をつけることがありました。

しかし、技術は進化しています。現在、ガソリンスタンドで稼働している最新のドライブスルー洗車機の多くは、第2・第3世代と呼ばれる「スポンジブラシ」や「不織布(ふしょくふ)ブラシ」に切り替わっています。これらは革命的な変化をもたらしました。

旧式の硬いナイロンブラシと最新の柔らかいスポンジブラシの比較画像

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まず「スポンジブラシ」ですが、これは発泡ウレタンや特殊なゴムを配合した素材でできています。触ってみるとわかりますが、非常に柔らかく、弾力があります。最大の特徴は「水分をたっぷりと保持できること」です。

ブラシ自体が水を吸い込み、ボディとの接触面に厚い「水の膜」を作り出します。この水膜が潤滑剤(ローション)のような役割を果たし、摩擦係数を劇的に低下させるため、物理的に傷がつきにくい構造になっているのです。

一方、「不織布ブラシ」は、フェルトのような布製の素材です。こちらは面で汚れを拭き取るように優しく回転するため、点での打撃がなく、非常に静かでソフトな洗い心地が特徴です。

私自身、現在は黒いボディカラーの車に乗っていますが、これらの最新ブラシを採用している洗車機を選んでいる限り、太陽光の下でギラギラと目立つような洗車傷がついた経験はありません。もちろん、経年劣化による微細な傷は避けられませんが、「洗車機に入れたから傷だらけになった」というのは、もはや過去の話と言っても過言ではないのです。

tomoの豆知識:ブラシの見分け方
入店前に、洗車機の待機場所からブラシをよく観察してみてください。ブラシの毛先が細く分かれていて、全体的にフサフサ・モコモコしているなら「スポンジ」か「不織布」の可能性が高いです。色は黄色や緑、青などのカラフルなものが多いですね。逆に、ホウキのように硬そうで、一本一本がピンと立っているようなブラシなら、旧式のナイロンブラシかもしれません。その場合は利用を避けるのが無難です。

ノンブラシ洗車機のメリットとは

「スポンジが柔らかいのはわかった。でも、やっぱりボディに物理的に何かが触れるのは精神衛生上よくない!」という方もいらっしゃるでしょう。そんな徹底したこだわり派の方におすすめなのが、「ノンブラシ洗車機(ノーブラシ洗車)」という選択肢です。

ノンブラシ洗車機とは、その名の通り回転するブラシが一切搭載されていない、あるいはブラシを使用しないコースが選べる洗車機のことです。代わりに何で洗うのかというと、「超高圧の水流」と「特殊な高濃度洗剤」です。スプレー洗車の全自動版とイメージするとわかりやすいかもしれません。高圧のシャワーが車体を取り囲むように噴射され、汚れを吹き飛ばしていきます。

この方式の最大のメリットは、「車体に何かが接触するリスクが物理的にゼロである」という点です。ブラシが触れないので、摩擦による傷(スクラッチ)は原理的に発生しません。これは、納車直後の新車や、数十万円をかけて高級なガラスコーティングを施工した車、あるいは塗装がデリケートな旧車・クラシックカーのオーナーにとっては、唯一無二の安心材料となります。

しかし、メリットばかりではありません。デメリットは「物理的な掻き出し効果がないこと」です。例えば、ボディに固着してしまった虫の死骸や鳥のフン、雨染みによる黒い筋(バーコード汚れ)、そして油膜汚れなどは、水圧だけでは落としきれないことが多いです。ブラシがあれば物理的に擦り落とせる汚れも、ノンブラシだと薄く残ってしまうことがあります。

そのため、ノンブラシ洗車機を利用する場合は、「汚れがひどくなる前にこまめに洗うメンテナンス用」として割り切るのが賢い使い方です。「ドロドロに汚れてしまった車をピカピカにしたい」という時には不向きですが、「週末のドライブ前に埃だけ落としてサッパリさせたい」というシーンでは、これ以上ないほど安全で理想的な選択肢となります。

予備洗いが傷防止に重要な理由

ここが今回、私が最も声を大にしてお伝えしたいポイントです。「洗車機で傷がついた」というトラブルの9割以上は、実はブラシのせいではなく、「車体に付着したままの砂や泥」が原因だということをご存知でしょうか?

少し想像してみてください。目の細かい紙やすり(サンドペーパー)は、紙の上に硬い砂の粒子が接着されていますよね。もし、あなたの車のボディに砂埃や泥がたくさん付着した状態で、そのまま洗車機のブラシが回転し始めたらどうなるでしょうか?

答えは恐怖の「全自動サンドペーパー」状態です。たとえブラシ自体が最高級の柔らかいスポンジであっても、ブラシとボディの間に硬い「砂」が挟まってしまえば、ブラシが回転するたびにその砂をボディに押し付け、引きずることになります。これでは傷がつかないはずがありません。

洗車機で傷がつく主な原因である「ボディに残った砂」とブラシの関係を示す図解

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物理学的に見ても、砂(主成分は石英など)は車の塗装(樹脂)よりも圧倒的に硬度が高いため、絶対に勝てないのです。

注意:いきなり突っ込むのはNG!
多くのドライバーがやりがちなミスが、洗車場に到着するなり、そのままドライブスルー洗車機のレーンに並んでしまうことです。これこそが傷の最大要因です。

洗車機に入れる前の高圧洗浄機による予備洗いの重要性

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では、どうすればいいのか。答えはシンプルで、「予備洗い(プレウォッシュ)」を徹底することです。多くのセルフ洗車場やガソリンスタンドには、ドライブスルー洗車機の脇に、手動の「スプレー洗車機(高圧洗浄機)」や、自由に使える水道(バケツ用)が設置されています。

面倒がらずに、まずはこちらを利用してください。300円〜500円程度の出費にはなりますが、高圧洗浄機を使ってボディ全体の砂埃を吹き飛ばします。特に、タイヤハウス(タイヤの周り)やサイドシル(ドアの下部分)、リアバンパーの裏側などは泥が溜まりやすいので念入りに。水流で表面のザラザラした粒子を落としてから、濡れた状態で洗車機の列に並ぶのです。

この「予備洗い」を行うだけで、洗車傷のリスクは劇的に、嘘のように下がります。「急がば回れ」の精神で、このひと手間だけは惜しまないでください。これが、24時間洗車機を使いこなす上級者の鉄則です。

安い料金でもきれいに洗うコツ

24時間のドライブスルー洗車機のメニュー画面を見ると、300円〜400円程度の「水洗い」や「シャンプー洗車」から、2,000円〜3,000円もする「超撥水ガラスコート」「プレミアムポリマー」といった高額コースまで、実に多彩なラインナップが並んでいます。これを見ると、「やっぱり高いコースを選ばないと、きれいに洗えないのかな?」「安いコースだとブラシの動きが雑で傷つくのかな?」と迷ってしまいますよね。

しかし、実はここに大きな誤解があります。基本的に、どのコースを選んでも「汚れを落とすためのブラシの動き」や「洗浄工程」自体には、それほど大きな差はありません。

洗車機の料金コース比較とシャンプー洗車推奨の理由

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高いコースと安いコースの主な違いは、洗浄した後に吹き付けられる「薬剤(コーティング剤)」の種類と量、そして工程の回数(コート剤を定着させるために往復回数が増えるなど)です。「汚れを落とす」という点においては、一番安いシャンプー洗車でも、最上級のコーティングコースでも、洗車機の基本性能は同じなのです。

ですので、もし「とにかく車をきれいに見せたい」というのが目的であれば、無理に高額なコーティングコースを選ぶ必要はありません。おすすめの戦略は、「安価なシャンプー洗車コースを選び、浮いたお金と時間を『拭き上げ』に投資する」ことです。

洗車機は最後に強力な風(ブロー)で水滴を飛ばしてくれますが、それでも完全には乾燥しません。ドアミラーの隙間、グリルの網目、リアゲートの隙間などには必ず水が残ります。この残った水分を放置すると、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムなどのミネラル分が蒸発して固まり、白い輪っか状のシミ「イオンデポジット」になってしまいます。これこそが、車が薄汚れて見える最大の原因です。

高いコースを選んでも、拭き上げをサボればイオンデポジットだらけになります。逆に、一番安いコースでも、洗車直後にマイクロファイバータオルで一滴残らず丁寧に拭き上げれば、仕上がりはプロの手洗い洗車に迫るほどの輝きを放ちます。特に24時間営業の深夜帯なら、拭き上げスペースも空いていることが多く、誰にも邪魔されずに納得いくまで仕上げ作業ができるのも大きなメリットですね。

深夜でも近場で営業している店舗

仕事が終わって一息ついた深夜、「よし、今から洗車に行こう!」と思い立ったとき、皆さんはどうやって店舗を探していますか? おそらく多くの方がGoogleマップを開き、「洗車場 24時間」「近くのコイン洗車」といったキーワードで検索すると思います。しかし、ここに一つ大きな落とし穴があります。

検索結果で「24時間営業」と表示されているガソリンスタンドに行ってみたら、給油レーンは明るいのに、肝心の洗車機には「取扱終了」の看板が立っていて真っ暗…という経験はありませんか? これは非常に多くの人が経験する「深夜洗車あるある」です。

実は、ガソリンスタンド自体が24時間営業であっても、「洗車機の稼働時間は朝7時から夜22時まで」といったように、時間を制限している店舗が大半なのです。その最大の理由は「騒音問題」です。

深夜営業しているドライブスルー洗車場の探し方と騒音問題による制限エリア

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洗車機は、ブラシの回転音以上に、最後の乾燥工程で使う強力なブロワー(送風機)が「キーン!」「ゴーッ!」という凄まじい風切り音を発します。この騒音は、静かな夜間においては近隣住民にとって大きな迷惑となり得るため、騒音規制法や自治体の条例によって夜間の稼働が厳しく制限されているのです。

(出典:環境省『騒音規制法』

では、深夜でも確実に洗車機が動いている店舗をどうやって探せばいいのでしょうか。ポイントは以下の3つです。

  1. 立地を確認する: 住宅街の中にあるSSは、ほぼ間違いなく夜間停止しています。狙い目は、大型トラックが頻繁に通るような「国道沿い」「バイパス沿い」や、周りが工場・倉庫ばかりの「工業地域」にある店舗です。
  2. 公式サイトやアプリで確認する: ENEOSや出光などの公式サイト店舗検索では、「24時間営業」のアイコンだけでなく、「ドライブスルー洗車」のアイコンがあり、さらに店舗ごとの詳細ページで「洗車受付時間」が明記されている場合があります。
  3. 「セルフ洗車場」専用施設を探す: ガソリンスタンド併設ではなく、洗車専用の「コイン洗車場」の中には、完全無人で24時間全設備が稼働している場所もあります。ただし、これも近隣環境によります。

最近では、ブロワーの風路設計を見直したり、特殊な吸音材を使用したりした「超静音型」の最新洗車機を導入することで、24時間稼働を実現している店舗も少しずつ増えてきています。もし近所で深夜も動いている洗車機を見つけたら、それはかなり貴重な「当たり」店舗ですので、ぜひマイページに保存しておくことをおすすめします。

初心者向け24時間対応ドライブスルー洗車の使い方

初めて行く洗車場や、スタッフのいない夜間の無人店舗だと、使い勝手がわからずに緊張してしまうものです。後ろに他の車が並んでいたりすると、焦って操作を間違えてしまうかもしれません。ここでは、主要なチェーン店の特徴や、具体的なマシンの操作手順、失敗しないためのポイントを初心者の方にもわかりやすく解説します。

ENEOSなど大手チェーンの比較

24時間ドライブスルー洗車を利用する場合、大きく分けて「大手石油元売り系(ガソリンスタンド)」と「独立系(コイン洗車場)」の2つのパターンがあります。それぞれの特徴を知っておくと、自分のニーズに合った店舗を選びやすくなります。

まず、業界最大手のENEOS「EneJet(エネジェット)」。ここの洗車機(EneJet Wash)の特徴は、なんといっても「スピード」です。独自の「泡ブロー」技術などを駆使し、シャンプー洗車なら入庫から乾燥まで2分弱で終わることもあります。「とにかく早く済ませたい」「仕事帰りにサッと寄りたい」というタイパ(タイムパフォーマンス)重視の方には最適です。店舗数も圧倒的に多いので、見つけやすいのもメリットですね。

次に、コスモ石油です。コスモは「スーパーマグナム」などの高品質な手洗い洗車サービスを売りにしている店舗が多いですが、ドライブスルー洗車機においても、比較的グレードの高いコーティング剤を使用している傾向があります。また、アプリ会員や「コスモ・ザ・カード」会員向けの割引幅が大きい店舗が多く、リピーターには嬉しい価格設定になっています。「機械洗車でも仕上がりのツヤにはこだわりたい」という方に向いています。

そして、独立系のコイン洗車場。ここは店舗によって設備がピンキリですが、中には「ノンブラシ洗車機」などのマニアックな機種を導入していたり、「下部洗浄」や「高圧スプレー」の時間が長く設定されていたりと、車好きの心をくすぐる独自仕様になっていることがあります。ただし、完全無人で管理人が不在の場合も多いので、トラブル時の対応には注意が必要です。

ブランド 主な特徴 おすすめユーザー
ENEOS EneJet 圧倒的なスピードと店舗数の多さ。
操作パネルが統一されており迷いにくい。
時間をかけずに手軽に済ませたい人。
初心者。
コスモ石油 高品質メニューや会員割引が充実。
手洗い洗車併設店が多くケア用品も豊富。
仕上がりの質やコスパを重視する人。
定期的に通う人。
独立系・コイン洗車場 ノンブラシ機や特殊設備があることも。
広々とした拭き上げスペースがある場合が多い。
こだわりの洗車をしたい人。
ゆっくり時間をかけて仕上げたい人。

失敗しない洗車機のやり方と手順

ドライブスルー洗車の基本的な流れはどこも共通していますが、慣れていないと意外なところで躓きます。特に「停止位置」と「装備品設定」は最重要ポイントです。

洗車機の操作で注意すべきドアミラー、アンテナ、ブレーキのアイコン解説

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完全マスター!基本の5ステップ:

  • STEP1 受付・支払い:
    洗車機の入り口にあるタッチパネルでコースを選び、支払いを済ませます。最近はEneKeyなどの非接触決済ができる場所が増えていて便利です。
  • STEP2 装備品設定(超重要!):
    受付画面で、自分の車の装備を選択します。「ドアミラー」「リアワイパー」「コーナーポール」「ルーフボックス」など。これを選択し忘れると、ブラシが引っかかってパーツが破損する事故に直結します。「たぶん大丈夫」は禁物。迷ったら必ず選択ボタンを押してください。
  • STEP3 進入:
    ゲートが開いたら、前方の信号機や案内板に従ってゆっくり前進します。左右のガイドレールにタイヤを合わせるのがコツです。
  • STEP4 停止・操作:
    「止まれ」のランプが点灯したら、すぐにブレーキを踏んで停止します。ギアをパーキング(P)に入れ、サイドブレーキをかけます。エンジンは「停止」の指示がある場合と、「かけたまま(ニュートラル)」の場合があるので、現地の音声案内に必ず従ってください。
  • STEP5 待機・退出:
    洗車中は大きな音がして車が揺れますが、絶対に窓を開けたり、ドアを開けたりしないでください。車内が水浸しになります。終了の合図が出たら、速やかに前進して拭き上げスペースへ移動します。

特に注意したいのが、アンテナです。最近の車は「シャークフィンアンテナ(背びれ型)」が多いのでそのまま洗えますが、棒状のアンテナがついている車は、必ず事前に取り外すか、倒して収納する必要があります。これを忘れて折れてしまうトラブルが後を絶ちませんので、入店前のルーティンとして確認しましょう。

おすすめの洗車メニューと選び方

受付画面の前に立つと、「シャンプー」「ワックス」「撥水コート」「ガラス系コート」「ダブル撥水」…と、たくさんのメニューが並んでいて悩みますよね。価格も数百円から数千円まで様々です。どれを選べばいいのか、迷った時の判断基準をご紹介します。

基本的には、以下の3つのパターンから選べば間違いありません。

  • 「シャンプー洗車」(汚れを落とすだけ):
    一番安価(300円〜500円程度)なコースです。すでに自分でしっかりとしたコーティングを施工している車や、「今日は汚れだけ落として、後で自分で固形ワックスを塗りたい」という人におすすめです。コーティング車の場合、余計なワックス成分が被膜の上に乗ると、かえって水弾きが悪くなることがあるので、このシャンプー洗車がベストチョイスになります。
  • 「ワックス洗車」(一時的な水弾き):
    シャンプー洗車の後に、簡易的な液体系ワックスを吹き付けるコースです。効果は数日から1週間程度と短いですが、少しツヤが出て水滴も弾くようになります。「特別なこだわりはないけれど、とりあえずきれいにしたい」という標準的なコースです。
  • 「高機能コート・ガラス系コート」(ツヤと保護):
    1,500円〜2,500円程度の高価格帯コースです。ガラス繊維系のコーティング剤を使用し、強い水弾きと深いツヤが得られます。耐久性も1ヶ月程度期待できるものが多いです。「デートの前だから気合を入れたい」「しばらく洗車できなそうだからしっかり保護したい」という時におすすめです。

私の場合、普段は一番安いシャンプー洗車で済ませて、月に1回程度、奮発して高機能コートを選ぶというサイクルにしています。これならお財布にも優しく、車の美観も無理なく維持できますよ。

下部洗浄や泡洗浄オプションの効果

メインのコースを選んだ後に表示される「オプション選択」。「下部洗浄(アンダーウォッシュ)」や「泡洗浄」「ホイール洗浄」などがありますが、これらは本当に必要なのでしょうか?

個人的には、冬場や海沿いを走った後は「下部洗浄」が絶対に必須だと思っています。冬の道路に撒かれる融雪剤(塩化カルシウム)や、海からの潮風は、車の下回りを急速にサビさせます。マフラーに穴が開いたり、サスペンションが腐食したりすると、修理費は洗車代の比ではありません。下部洗浄オプション(通常数百円)を追加すると、車体の下から強力な高圧水流が噴射され、普段手の届かない底面の汚れを洗い流してくれます。これは愛車を長く乗るための「必要経費」と考えましょう。

また、「泡洗浄(フォーミング)」は、見た目が派手になるだけではありません。モコモコの泡がクッションとなり、ブラシとボディの摩擦をさらに減らしてくれる効果が期待できます。「傷のリスクを極限まで減らしたい」という方は、数百円プラスして泡系メニューを選ぶ価値は十分にあります。

拭き上げタオルの準備と仕上げ

洗車機から出たら、いよいよ仕上げの「拭き上げ」です。多くのガソリンスタンドには、無料で使える「貸し出し用タオル」が置いてありますが、私はできるだけ「自前のマイクロファイバータオル」を持参することをおすすめします。

イオンデポジットを防ぐためのマイクロファイバータオルを使った拭き上げ方法

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なぜなら、共有のタオルは、前の人がどんな場所を拭いたかわからないからです。もし前の人が、泥だらけのホイールやステップ周りを拭いたタオルをそのまま返却していたとしたら…。そのタオルには目に見えない細かな砂粒が残っています。それで大切なボディを拭いてしまえば、最後の最後で傷をつけてしまうことになります。

カー用品店で売っている洗車専用のマイクロファイバータオル(大判の吸水タオルだとさらに良し)を1枚車に積んでおきましょう。使い方は、ゴシゴシこするのではなく、タオルを広げてボディに乗せ、端を持ってスーッと引くようにして水分を吸い取ります。これだけで、傷のリスクを避けつつ、驚くほどきれいに仕上がります。

特に夜間は、拭き上げスペースの照明に照らされたボディが輝いて見え、達成感もひとしおです。ドアの内側や給油口の蓋の裏なども忘れずに拭いてあげてくださいね。

24時間のドライブスルー洗車を活用するまとめ

深夜のドライブスルー洗車活用術のまとめポイント

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ここまで、24時間営業のドライブスルー洗車について、傷のリスクや賢い使い方をご紹介してきました。最後に、今回お伝えしたポイントをもう一度整理しておきましょう。

かつては「傷がつく」「汚れが落ちない」と言われていた洗車機ですが、現代の技術においては、そのリスクは劇的に低減されています 。最新のスポンジブラシや不織布ブラシは、私たちが想像する以上に優しく、そして安全に車を洗い上げてくれます。しかし、どんなにマシンが進化しても、最終的な仕上がりを左右するのは、私たちユーザーの「ひと手間」です。

深夜洗車の成功ルール:

  • マシンを信じすぎない:
    ブラシは進化していますが、ボディに残った砂には勝てません。必ず「予備洗い」で砂埃を飛ばしてから入庫しましょう。
  • コース選びはシンプルに:
    高額なコースに頼る必要はありません。安価なシャンプー洗車を選び、その分浮いたお金で新しいマイクロファイバータオルを買う方が、車は確実にきれいになります 。
  • 拭き上げこそが洗車の本番:
    機械任せの乾燥で終わらせず、最後は必ず自分の手で水分を拭き取ってください。これがプロ並みの輝きを生む唯一の方法です。

深夜のガソリンスタンドは、日中のような喧騒もなく、自分のペースで愛車と向き合える特別な空間です。正しい知識を持ってドライブスルー洗車を活用すれば、時間やコストを節約できるだけでなく、心も車もリフレッシュできる素晴らしいカーライフが待っています [cite: 62, 65]。この記事が、あなたの「深夜洗車デビュー」のきっかけになれば嬉しいです。

それでは、また次の記事でお会いしましょう!Car Wash LABOのtomoでした。

 

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