洗車機はシャンプーのみが正解?コーティング車の値段や傷も解説

こんにちは。Car Wash LABO、運営者の「tomo」です。

洗車機のコース選びでプロが推奨するのはシャンプーのみコースであるという解説画像

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ガソリンスタンドに入り、いざ洗車機の操作パネルの前に立ったとき、ずらりと並んだコースメニューを見て「うーん」と悩んでしまうこと、ありませんか?
画面には「光沢ポリマー」「超撥水コート」「ガラス系プレミアム」といった魅力的な言葉が並び、価格も1,000円、2,000円と上がっていきます。

その一方で、メニューの隅っこや下の方にひっそりと存在する「シャンプー洗車(またはシャンプーのみ)」という選択肢。価格は数百円と非常にお手頃ですが、「安すぎて本当に綺麗になるのかな?」「車に悪いんじゃないか?」と、なんとなく選ぶのをためらってしまう方も多いのではないでしょうか。

ワックス洗車2,000円とシャンプーのみ400円の比較。安いコースこそが正解であるという図解

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愛車は常にピカピカにしておきたいけれど、毎回高いコースを選ぶのはお財布に厳しい。かといって、安物買いの銭失いで、大切な車に傷がついたり汚れが残ったりするのは絶対に避けたいものです。

実は、私のような長年カーケアに携わっている人間からすると、ある特定の条件下においては、あえて高価なコースを選ばず、最もシンプルな「シャンプーのみ」を選ぶことこそが、車の塗装にとってベストな選択になる場合があるのです。

この記事では、なぜプロが「シャンプーのみ」を推奨するのか、その科学的な理由から、具体的なコストパフォーマンス、そして失敗しないための活用テクニックまで、徹底的に深掘りしてお話しします。

記事のポイント

  • 水洗いとシャンプー洗車の決定的な違いと、汚れが落ちる化学的メカニズム
  • キーパーコーティングなどの施工車にシャンプーコースが最適な理由
  • 主要ガソリンスタンドチェーンにおける料金相場と、サブスク活用によるコスト削減効果
  • 洗車傷や水垢の発生を防ぎ、プロ並みの仕上がりを実現する正しい利用手順

洗車機のシャンプーのみコースが推奨される理由

「一番安いからこれにする」という消極的な理由ではなく、あえて積極的に「シャンプーのみ」を選ぶべき理由が、現代のカーケア理論には明確に存在します。ここでは、単なる水洗いとの決定的な違いや、コーティング車との相性、気になるコスト面や傷のリスクまで、なぜこのコースが推奨されるのかを論理的に解説していきます。

水洗いとシャンプー洗車の違いと汚れ落ち

まず最初に、皆さんが最も疑問に思うであろう「水洗い洗車」と「シャンプー洗車」の根本的な違いについて、少し専門的な視点も交えて解説します。「どうせ機械がブラシで擦るんだから、水だけでも汚れは落ちるでしょ?」と思っているとしたら、それは少し危険な誤解かもしれません。

確かに、ボディに乗っかっているだけの乾いた砂埃であれば、水洗いで流すだけでも綺麗になります。しかし、車に付着する汚れというのは、そんなに単純なものではありません。道路を走れば、先行車の排気ガスに含まれる油分、アスファルトから跳ね上げられるピッチやタール、大気中の微細な汚染物質などが、複雑に絡み合ってボディに付着します。これらは専門用語で「トラフィックフィルム(交通油膜)」と呼ばれ、その名の通り「油性の汚れ」なのです。

小学校の理科の実験を思い出してみてください。水と油は反発しますよね。つまり、油分を含んだ汚れに対して水をかけても、水は汚れの表面を滑り落ちるだけで、汚れそのものを溶かすことはできません。水洗い洗車では、この落ちにくい油汚れを、ブラシの物理的な力(摩擦力)だけで無理やり削り落とそうとすることになります。これは汚れが落ちにくいだけでなく、塗装面に不要な強い摩擦を与えることになりかねません。

ここで登場するのが「シャンプー(洗剤)」です。カーシャンプーには「界面活性剤」という成分が含まれています。この界面活性剤は、水と油の両方になじむ性質(親水基と疎水基)を持っています。シャンプーの泡がボディにかかると、界面活性剤の分子が油汚れを取り囲み、塗装面から引き剥がして水の中に閉じ込める「ミセル化」という現象を起こします。これにより、ゴシゴシ擦らなくても化学的に汚れが浮き上がり、水でさらっと流せる状態になるのです。

水洗いは油汚れを弾いてしまうが、シャンプー洗車は界面活性剤の力で汚れを分解・浮かすことができるという比較イラスト

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さらに、最近の洗車機メーカーの技術進化も見逃せません。例えば、洗車機メーカー大手の「エムケー精工」が開発した「スーパームース」などの技術は、キメの細かいクリーミーな泡を作り出すことで、汚れへの吸着時間を延ばし、洗浄効率を飛躍的に高めています(出典:エムケー精工株式会社『スーパームース』)。

つまり、シャンプー洗車を選ぶということは、単に泡が出るだけでなく、「化学の力で汚れを浮かせ、塗装への物理的負担を減らす」という、極めて理にかなった選択なのです。

ここがポイント

日常的に付着する油を含んだ汚れ(トラフィックフィルム)は、水と油が反発するため水洗いだけでは落ちずに蓄積してしまいます。塗装面をクリアに保つためには、界面活性剤の力で油分を分解できるシャンプー洗車が、最低限クリアすべき基準と言えるでしょう。

コーティング車はワックス不要でシャンプーが最適

もしあなたの愛車が、キーパーコーティングやディーラーでのガラスコーティング、あるいはセラミックコーティングといったプロ施工のコーティングを施している場合、洗車機のコース選びに迷う必要はありません。自信を持って「シャンプーのみ」を選んでください。むしろ、それ以外のコースを選ぶことは避けるべきです。

なぜなら、プロ施工のコーティングは、二酸化ケイ素(SiO2)などを主成分とする非常に硬く透明なガラス被膜で塗装を守り、強力な水弾きや深い艶を出しているからです。これは、いわば「最強の鎧」をまとっている状態です。

そこに、洗車機の上位メニューである「ワックス洗車」や「撥水コート洗車」を選んでしまうとどうなるでしょうか。これらのコースでは、液状のワックス成分やシリコン樹脂をボディに噴霧します。つまり、せっかくの高性能なガラス被膜(最強の鎧)の上に、相対的に耐久性も性能も劣る簡易的なワックスの膜(薄い布の服)を重ね着させてしまうことになるのです。

コーティングという高性能な鎧の上に、ワックスというボロボロの服を着せるイメージ図。性能ダウンの原因になることを解説

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これを繰り返すと、「高いコーティングをしたはずなのに、なんだか水弾きが悪くなった」「汚れがつきやすくなった」という現象が起きます。これはコーティングが剥がれたのではなく、上に乗った劣化したワックス膜が汚れているだけというケースが非常に多いのです。本来のコーティング性能を発揮させるためには、表面に余計なものを乗せず、純粋に「汚れだけ」を落とす必要があります。

また、「水洗い」ではなく「シャンプー」であるべき理由は前述の通りですが、コーティング被膜の上にも油膜は付着します。この油膜が水弾きを阻害する(撥水阻害)一番の原因です。中性のカーシャンプーで優しく油膜を除去してあげるだけで、コーティング本来のバチバチとした撥水が復活することはよくあります。

絶対確認!注意点

「シャンプーなら何でも良い」わけではありません。一部の古い洗車機や特定のメニューには「水垢取りシャンプー」や「ホワイト専用コース」などがあり、これらには微細な研磨剤(コンパウンド)が含まれている場合があります。

これを使ってしまうと、コーティング被膜そのものを削り落としてしまう恐れがあります。利用前には必ず、そのコースが「中性シャンプー」であるか、あるいは「ノーコンパウンド(研磨剤なし)」であるかを確認してください。

洗車機のシャンプー洗車にかかる値段と相場

洗車機を利用する最大のメリットの一つは、やはりその圧倒的なコストパフォーマンスです。手洗い洗車を専門店に依頼すれば、サイズにもよりますが3,000円〜10,000円程度はかかります。しかし、洗車機のシャンプーコースなら、その10分の1以下のコストで済むことも珍しくありません。

主要なガソリンスタンドチェーンにおける価格相場を見てみましょう。地域や店舗形態(セルフかフルサービスか)によって変動はありますが、一般的な目安は以下の通りです。

ガソリンスタンド系列 シャンプー洗車価格帯 備考
ENEOS (EneJet) 400円 〜 700円 店舗により「泡ブロー」などの付加価値版あり
アポロステーション 500円 〜 800円 会員価格やプリペイドカード利用でさらに割引あり
コスモ石油 600円 〜 900円 「モコモコ泡」などのオプション追加型が多い
キグナス石油 500円 〜 700円 比較的安価な設定が多い

このように、概ねワンコイン+α程度で利用可能です。一方で、撥水コートやガラス系コーティングを含む上位コースを選択すると、1,500円〜3,000円ほどの出費になります。仮に月2回洗車をするとして、毎回上位コース(2,000円)を選ぶと年間48,000円。シャンプーのみ(600円)なら年間14,400円。その差額は3万円以上にもなります。

ワックス洗車とシャンプー洗車を年間利用した場合の差額シミュレーション。浮いたお金をメンテナンスに回すことを推奨

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この浮いた3万円をどう使うかが重要です。例えば、後述する高性能な拭き上げタオルを買ったり、半年に一度のプロによるメンテナンスに回したりする方が、結果的に車の美観を長く維持することに繋がります。

また、最近注目されているのが、月額定額制の「洗車サブスクリプション」です。「WashPass」などのアプリを利用すれば、月額1,500円〜2,000円程度でシャンプー洗車が何回でも洗い放題になるプランが多く存在します。これなら月に3〜4回洗えば完全に元が取れますし、「雨が降ったからまた洗おう」「鳥のフンがついたからすぐ行こう」と、汚れを放置せずにすぐ行動に移せるようになります。

車を綺麗に保つ最大の秘訣は「汚れたらすぐ洗う」ことなので、サブスク×シャンプー洗車は最強の組み合わせと言えるかもしれません。

シャンプー洗車でも傷はつくのか解説

「洗車機に入れると傷だらけになる」という都市伝説のような話、皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。愛車を大切にする方ほど、このリスクを恐れて洗車機を敬遠しがちです。結論から申し上げますと、手洗い洗車(特にプロによる正しい手洗い)に比べればリスクはゼロではありませんが、現代の洗車機は劇的に進化しており、皆さんが思っているほど過度に恐れる必要はありません。

かつての洗車機ブラシは硬いナイロン製が主流で、高速回転すると鞭のように塗装を叩き、確かに細かい線傷(スクラッチ)をつけていました。しかし現在の主流は、水分をたっぷり含むスポンジブラシや、柔らかい不織布ブラシです。これらは塗装への攻撃性が極めて低く設計されています。

ここで重要なのが、やはり「シャンプー(泡)」の存在です。シャンプーの泡は、洗浄剤であると同時に、極めて優秀な「潤滑剤(クッション)」でもあります。ボディとブラシの間に濃密な泡が介在することで、摩擦係数が劇的に下がります。つまり、ブラシが直接塗装面を擦るのではなく、泡の膜の上をブラシが滑るような状態を作り出すことができるのです。

洗車機の泡がボディとブラシの間に入り込み、摩擦を減らして塗装を守る仕組みの解説

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逆に、最もリスクが高いのは何でしょうか?それは、潤滑剤なしで水だけでブラシを回す「水洗い洗車」です。水だけでは摩擦が大きく、もしブラシに砂粒が挟まっていた場合、ダイレクトに塗装を傷つけることになります。数百円の差額をケチって水洗いにした結果、修理代のかかる傷をつけてしまっては本末転倒です。「シャンプー代は、傷防止のための保険料」と考えるのが賢明でしょう。

豆知識:ノンブラシ洗車機の活用

どうしても物理的な接触による傷が心配な場合は、「ノンブラシ洗車機(高圧水流洗車機)」を探してみてください。これはブラシを使わず、強力な水圧と薬剤だけで汚れを落とすタイプです。物理的に擦らないので傷のリスクはほぼゼロですが、その分、泥汚れや油膜などの固着した汚れを落とす力はブラシ式に劣ります。日常的な埃落としにはノンブラシ、しっかり洗いたいときはブラシ式、と使い分けるのもおすすめです。

シャンプーのみ洗車のメリットとデメリット

ここまでお話しした内容を含め、シャンプーのみコースの特徴をメリットとデメリットの両面から整理してみましょう。完璧な洗車方法というものは存在しません。特徴を理解し、足りない部分を人間が補うことが重要です。

項目 メリット デメリット
コスト 非常に安価(500円〜700円程度)で、経済的負担が軽く、高頻度で利用しやすい。 特になし。
洗浄力 界面活性剤の力で、水洗いでは落ちない油汚れや排ガス汚れを効率よく除去できる。 固着した虫の死骸、ピッチタール、鉄粉、頑固な水垢までは落ちない。
コーティング車 余計なワックス成分を乗せないため、コーティング本来の性能を阻害せず維持できる。 コーティングの撥水効果自体が落ちてきている場合、それを復活させる(補充する)効果はない。
仕上がり 「すっぴん」の綺麗な状態になる。変なギラつきがない。 撥水成分が含まれないため水切れが悪く、洗車後のボディに水滴がべったりと残りやすい。
シャンプー洗車後のボディに水滴が残っている様子。撥水成分がないためシミになりやすいことを警告する画像

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最大のデメリットとして挙げられるのが、「水切れの悪さ」です。撥水コースであれば、最後のブロー工程で水玉がコロコロと転がり落ちていきますが、シャンプーのみの場合はボディが親水状態(水がなじむ状態)になっていることが多く、ブローの風でも水が広がるだけで飛びにくいのです。

これを「面倒だから」といって放置して走り出してしまうと、残留した水道水が乾燥して、最悪のシミ(イオンデポジット)を作る原因になります。つまり、シャンプー洗車を選ぶ以上、「拭き上げ」の工程だけは絶対に手を抜いてはいけない、という覚悟が必要になります。

洗車機のシャンプーのみを効果的に活用するコツ

予備洗浄を行う、2.コースはシャンプーのみ、3.即良いタオルで拭く、という3つの重要ポイントまとめ

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シャンプー洗車を「単なる手抜き」にするか、「プロ顔負けのメンテナンス」にするかは、機械任せにするだけでなく、ユーザー自身のちょっとした工夫と手間で決まります。ここでは、数百円のコースで最高の仕上がりを手に入れるための、具体的な手順とプロのコツを伝授します。

洗車機に入れる前の予備洗浄のやり方

ガソリンスタンドに到着していきなり洗車機の受付機にお金を入れ、そのままゲートインしていませんか?実は、洗車機に入れる前の「予備洗浄(プレウォッシュ)」を行うかどうかで、仕上がりの美しさと傷のリスクが7割決まると言っても過言ではありません。

多くのセルフ洗車場には、洗車機の入り口付近に「予備洗浄用の高圧洗浄ガン(スプレー)」や、水が出るブラシなどが設置されています(※店舗によります)。これを使わない手はありません。

まず、高圧ガンを使って、タイヤハウス(タイヤ周りの泥除け部分)の中や、ボディの下回り(サイドシル)、そしてボディ全体に付着した大きな砂や泥を念入りに流してください。特に雨上がりの後の泥汚れが付いた状態でそのままブラシ洗車機に入れるのは、サンドペーパーで車を磨くようなもので、自殺行為に等しいです。

「上から下へ」流すのが基本ですが、タイヤハウス内の泥がひどい場合は、最初に泥を落としてからボディ全体を流すと良いでしょう。また、フロントバンパーやドアミラーにこびりついた虫の死骸や鳥のフンは、乾燥して固まっています。これらは洗車機のブラシだけでは落ちないことが多いので、この予備洗浄の段階で水をかけて十分にふやかしておくか、可能であればその部分だけ軽く手洗いしてしまうのがベストです。

シャンプー洗車後の拭き上げはタオルが重要

先ほどデメリットでお伝えした通り、シャンプーのみコースは水切れが悪いため、洗車機から出た後のボディは水浸しです。ここで、車に積んであった普通の雑巾や、ガソリンスタンドで無料貸し出しされている使い古された硬いタオルを使ってしまうと、吸水しないばかりか、塗装面に無数の傷をつけてしまう原因になります。

シャンプー洗車派の方にこそ、必ず自前で用意してほしいアイテムがあります。それが高品質な「マイクロファイバータオル」です。特に「シルクドライヤー(GYEON)」や「ツイストパイル」と呼ばれる構造を持つ、洗車専用の大判吸水タオルは必須アイテムと言えます。

吸水性に優れた大判マイクロファイバータオルを使用し、ボディを拭き上げている様子

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一般的な綿タオルは繊維が太く、水を吸うのに何度もゴシゴシと擦る必要があります。しかし、マイクロファイバーは髪の毛の100分の1以下という極細繊維が毛細管現象を起こし、触れるだけで水分を猛烈に吸収します。

大判のマイクロファイバータオルなら、濡れたボディの上にバサッと広げ、タオルの端を持って優しく手前に引くだけで、一撃で水滴が消滅します。往復して拭く必要も、力を入れる必要もありません。これにより、摩擦による傷のリスクを極限まで減らすことができ、かつ面倒な拭き上げ作業が数分で完了します。初期投資として数千円かかりますが、その価値は間違いなくあります。

水垢を防ぐための拭き取り手順と注意点

シャンプー洗車後の最大の天敵は「イオンデポジット(水垢)」です。水道水や井戸水には、カルシウムやマグネシウムといったミネラル分が含まれています。これらがボディに残ったまま自然乾燥すると、水分だけが蒸発し、ミネラル分が白いリング状の結晶として塗装面に焼き付いてしまいます。一度焼き付くと、シャンプーでは二度と取れません。

これを防ぐための唯一の解決策は、「乾く前に拭く」こと。洗車機から出たら、スマホを見たりタバコを吸ったりする前に、一刻も早く拭き上げスペースに車を移動し、直ちに水分除去を開始してください。効率的な手順は以下の通りです。

  1. 上面から攻める: 水は上から下へ落ちます。まずはルーフ(屋根)、フロントガラス、ボンネット、トランクの順に、大判タオルで一気に水分を吸い取ります。
  2. 側面を仕上げる: ドアパネルやフェンダーを拭きます。地面に近い下回りは砂が残っている可能性があるので、タオルの面を変えるか、別の汚れてもいいタオルを使うのがコツです。
  3. 隠れた水分を逃さない: 最後にドアを全開にし、ドアステップ(敷居部分)や給油口の内側、トランクの溝に入り込んだ水を拭き取ります。ここを忘れると、走行中に水が垂れてきて、黒い筋汚れ(水垂れ跡)の原因になります。

特に夏場の炎天下や風の強い日は、水があっという間に乾いてシミになります。できれば曇りの日や夕方を選んで洗車するのが理想的ですが、どうしても日中に洗う場合は、部分ごとに「拭き上げながら進める」くらいのスピード感が求められます。

洗車頻度はどれくらいが適切か

最後に、洗車頻度についてです。シャンプー洗車は安価で塗装への物理的な負担も(予備洗浄さえすれば)少ないため、高頻度で利用しても全く問題ありません。むしろ、車の美観維持という観点からは、週に1回〜2週間に1回程度の頻度が理想的です。

安いコースを利用して洗車回数を増やすことこそが、愛車を最もきれいに保つ秘訣であるというメッセージ

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汚れ(特に鳥のフン、虫、花粉、酸性雨など)は、付着してから時間が経つほど酸化が進み、塗装のクリア層を侵食したり、固着して取れなくなったりします。「汚れが目立ってきたら洗う」のではなく、「汚れる前に洗う(汚れが新鮮なうちに落とす)」という予防的な考え方にシフトしてみてください。

高いコーティングや高価な洗車コースを数ヶ月に一度利用して「一発逆転」を狙うよりも、安いシャンプー洗車をこまめに行って「常に良い状態をキープする」方が、結果的に車はずっと綺麗に保てます。

洗車機のシャンプーのみコース活用のまとめ

洗車機における「シャンプーのみ」コースは、単なる節約メニューではありません。特にコーティング施工車にとっては、余計な成分を付着させずに汚れだけを落とすことができる、理にかなった賢いメンテナンス方法です。最後に、この記事のポイントを振り返ってみましょう。

  • 水洗いよりも油汚れに強く、泡のクッション効果で洗車傷のリスクも軽減できる
  • コーティング車の被膜性能を維持するためには、ワックスなしのシャンプー洗車がベストな選択
  • コストが安いため、浮いたお金で高性能なタオルを買ったり、洗車頻度を上げたりできる
  • ただし水切れは悪いため、予備洗浄と迅速かつ丁寧な拭き上げが必須条件となる

「たかがシャンプー洗車」と侮らず、適切な知識と道具(特にマイクロファイバータオル!)を組み合わせることで、あなたの愛車は驚くほど美しく維持できます。ぜひ今週末の洗車から、この「戦略的シャンプー洗車」を実践してみてください。
それでは、また次回の記事でお会いしましょう。

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-洗車方法と注意点